我が家の小さな庭に青い愛らしい花が咲いています。
ツユクサですね。
ツユクサの花は朝咲いて、お昼ごろにはしぼんでしまいます。
その様子が朝露を連想させることから「露草」と名付けられたという説があるそうです。(ウィキペディアより)
ツユクサは畑の隅や道端で見かけることの多い雑草です。
我が家の庭のエアコンの室外機から出る水が常に流れている場所に生息しています。
湿った場所が好きなようです。
ツユクサの花
花びらは3枚あるそうです。
上にある2枚は大きくて鮮やかな青色をしています。もう1枚は、小さくて白色をしていて目立ちません。
雄しべは6本あり、上方の3本は短くて目立つ黄色をしていて、昆虫の目を引く役割をしているそうです。
下の方にびよーんと伸びているのは2本の雄しべと雌しべです。
青い花びらと黄色の雄しべのコントラストがとても鮮やかで可憐ですね。
ツユクサの別名
ツユクサには別名がいっぱいあります。
「蛍草」(ほたるぐさ)
蛍を飼うとき、籠にこの草を入れるから「藍花」(あいばな)
「青花」(あおばな)
花で布を染めたから「移草」(うつしぐさ)
「月草」(つきくさ)
「鴨頭草」(つきくさ)
青色の花で、紙や布をつき染めた
京都の友禅染めの下絵に使われる「縹草」(はなだぐさ)
「帽子花」(ぼうしばな)
花を包んでいる苞(ほう)の形から
ツユクサは夏の季語としてもよく使われる花です。
万葉集にも詠まれるほど親しまれていた花で、「月草(ツキクサ)」「鴨頭草(ツキクサ)」の名で表現されています。
どの歌もツユクサが、朝に咲いて昼を待たずに萎れてしまう性質から、儚い気持ちを詠うものが多く、移ろいやすさを恋心に例えたり、恋しい人の移り気を不安に感じたり、逆に移ろいやすい恋心ではない強い気持ちを表したりと恋の歌で多く詠まれてきたようです。
雑草でも、こんなに可愛らしい花をつけてくれるなら大歓迎です。
草丈だけがやたらに大きくなるだけの雑草はさっさと抜いちゃいますが…
もうしばらくは、ツユクサの花を楽しんでみようと思います。
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