6月25日にNHKあさイチで、「”ゴースト血管”撃退術」が放送されました。
「ゴースト血管」とは、全身の細胞一つ一つに酸素や栄養を届ける毛細血管が、さまざまな原因によって消えてしまう現象のことです。
消えてしまうというのは、血液の通っていない毛細血管になってしまうということで、血液が通らないので、細胞に酸素や栄養が届かなくなり、結果、美容や健康に様々な影響が出てきます。
あさイチでは、この”ゴースト血管”が招く様々な問題や改善法について紹介されました。
忘れないように、こちらにまとめておきたいと思います。
”ゴースト血管” が招くさまざまな問題
体中にくまなく走っている「毛細血管」は、全身の細胞に酸素や栄養を届ける役割があります。
また、毛細血管は表面の皮膚を下から支える役割もしていることがわかり、ゴースト化すると、皮膚を支える力が弱まり、皮膚がへこんで「シワ」になってしまいます。
さらに、肌の細胞に酸素や栄養が十分に届かなくなると、ハリが失われて「たるみ」になるといいます。
「毛細血管」は全身をくまなく流れているため、”ゴースト化”はいたるところで起きる可能性があります。
脳でゴースト化が進んだ場合、脳の細胞を傷つける物質「アミロイドβ」が毛細血管を通って排出されなくなり、脳に蓄積され、さらには塊になってしまい、それによってアルツハイマー病を発症・進行してしまいます。
血液が流れなくなると、薬の成分がいきわたらずに薬が効かないといった状況にも。
「毛細血管のゴースト化」は深刻な問題ですね。
自覚症状としては、
・むくみがひどくなってきた
・冷え症が強くなってきた
・同年代の人に比べてシワが多い
などが感じられるようです。
”ゴースト血管” を招く落とし穴
”ゴースト血管”を招く落とし穴は、ふだんの生活の中に潜んでいます。
①運動不足
全身の血流が悪くなると、毛細血管の先まで血液がいきわたらなくなりゴースト化してしまいます。
②睡眠不足
傷ついた毛細血管は寝ている間に修復されるのですが、睡眠不足になると修復されなくなります。
③過剰な糖質摂取
摂り過ぎた糖質は体内で有害な物質になり、毛細血管を構成する細胞を傷つけます。すると血液成分が大量に漏れ出てしまい、その先まで十分に届かなくなり、ゴースト血管になってしまいます。
その他にも、更年期やタバコなども原因として考えられていますが、最大の原因と言われているのは「過剰な糖質摂取」です。
血糖値を急激にあげる「大食い」や「早食い」には注意が必要です。
ゴースト血管改善法
毛細血管が完全に消えてしまうと修復ができなくなるため、その前の休眠化している段階で血液を流すようにすると、毛細血管が復活します。
では、具体的にみていきましょう。
運動をする
ウォーキングがいいとよくいわれますが、毎日20~25分行うといいそうです。
他にも第2の心臓といわれている 「ふくらはぎ」の筋肉を動かすことで血流がアップできます。
ふくらはぎの筋肉をしっかり動かすには「スキップ」がおすすめだそう。
屋外でスキップするのはちょっと恥ずかしい、という場合は、屋内でその場でスキップしても大丈夫です。
朝昼晩それぞれ20回ずつすれば効果が期待できます。
しっかり睡眠をとる
毛細血管は傷ついても寝ている間に修復されます。
ですが、睡眠不足が続くと修復が間に合わず、ゴースト化してしまいます。
最低でも6時間は寝るようにしましょう。
糖質は控えめに
ごはんや麺類の食べすぎでも糖質過剰になるので注意します。
なるべく低糖質のものを摂取するようにしましょう。
おやつを食べたいときは、ナッツやチーズ、ハイカカオチョコレートなどを適量摂るようにします。ペットボトルのジュースを一気飲みもよくありません。飲むときは少しずつ飲むようにしましょう。
今までダイエットの方法として行ってきた糖質制限ですが、ダイエットのみならず健康や美容にも効果があることがわかり、ヤル気がわいてきました。
引き続き、がんばるぞ!
改善に効果のある食材
シナモン・ルイボスティー・ヒハツは、ゴースト血管を改善することが期待される食材です。
毛細血管の細胞を接着力を高める効果が期待される3つの食材、ただし、これらの食材は研究段階のため摂りすぎ注意です。
ヒハツはコショウに似た風味を持っていて、コショウと同様にスパイスとして利用されています。沖縄では、「ヒバーチ」というスパイスで、定番は八重山そばの香りづけに、また各種ちゃんぷるーの味付けに胡椒の代わりにさらに、コーヒーに少量加えるとシナモンコーヒーのように使ったりもしているそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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