きのう、晩ご飯の準備をしていた時のことです。
きのうはピーマンがたくさん入った安売りをしていたので、そのピーマンと生協の豚ミンチで、ピーマンの肉詰めを作っていました。
ピーマンに肉を詰める作業をしていると、急に右肩が痛み出しました。
右肩だけです。左は全然平気でした。
痛いといっても、激しい肩こりのような痛みです。
ずどーんと肩が重い感じ・・・。
なんだか気分も悪くなってきて、「あ~、もうだめだ~!」となったので、娘に右肩をもんでもらうことにしました。
すると、ガチガチだった肩がすっと柔らかくなり、ずいぶん楽になりました。
「あ~、よかった~」と思って作業を開始すると、また、ずど~んときました。
再度、娘に肩もみを依頼。娘もかなり怖がっています。
「なに、なに? 何か憑いてる? こわ~!!」
と言いながら、もんだり叩いたりしてくれました。
おかげでやっと楽になり、その後は何事もなく過ごせました。
無事にピーマン肉詰め作業も完了して、おいしい晩ご飯を食べることが出来ました。
だけど、いったいなんだったのでしょう?
ただの肩こり?
肉詰め作業で、変に力が入ってたのかな?
もしかして、四十肩?
それとも、なにか・・・?
今は、なんともありません。
気なったので、「四十肩」について調べてみました。
「四十肩」「五十肩」とは?
江戸時代の文献にも登場するほど古くから知られた病気で、特に日本においてはポピュラーな症状の一つです。
「四十肩」「五十肩」は医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれる病気で、一般的には発症する年齢が違うだけで、どちらも同じ病気です。
髪を整える時、シャツを着る時に痛くて肩が上げられない、突然肩周辺に強い痛みを感じる、といった症状が現れたら、それは「四十肩」「五十肩」が発症したサインかもしれません。
「四十肩」「五十肩」の原因
「四十肩」「五十肩」の原因は、加齢による
- 関節滑膜や筋肉、腱などの性質の変化
- 血液循環の悪化
だと言われています。※原因は完全には明らかにされていません。
発症するメカニズムは、
1.加齢により血液循環が悪化し、肩の周辺組織が炎症をおこす。
↓
2.炎症により腫れや痛みが生じる。
↓
3.肩の可動域が狭まってしまい、こわばった感じがしたり肩に激痛が走るようになる。
肩こりと違う点
肩こりとは、悪い姿勢や緊張などによって肩や首の筋肉が疲労し、肩に痛みや張り、だるさが発生している状態です。いわゆる「筋肉疲労」です。
四十肩・五十肩は、血液循環の悪化による、肩の周辺組織の「炎症」です。
「四十肩」「五十肩」の症状
こんな症状がある人は「四十肩」「五十肩」かもしれません。
- 腕を上げると痛む!
- 肩がこわばった感じがする…
- 腕を自由に動かせない!
- 寝返りを打つと肩が痛む!
一般的には数週間から半年、長くても1年半ほどで自然に痛みが軽くなり、肩が楽に動かせるようになりますが、肩関節の動く範囲が狭くなって治ることが多いです。
痛みが繰り返し起こる場合や、六十歳を越えてから四十肩・五十肩の症状が出る場合、腕が震えるほど痛みがひどい場合には、違う病気が潜んでいる可能性もありますので、気になる症状がある時は早めに医師の診察を受けましょう。
発症した時の対処法
突然激しい痛みに襲われたら?(急性期)
痛みを我慢し、無理をして肩を動かすのは逆効果。
激しい運動をする、重い荷物を持つなど痛みを伴う動きは避け、まずは安静に過ごしましょう。
痛みが強い場合は、市販の鎮痛薬を服用するのもひとつの方法です。
放置すると痛みがひどくなることもありますので、気になる症状がある場合は軽視せず、一度整形外科を受診することをおススメします。
痛みが落ち着いてきたら?(慢性期)
発症から数日~数週間たって痛みが引いた慢性期には、日常の動作を積極的に行うように心がけましょう。
また、ぬるめのお湯につかってゆっくり温めたり、カイロや温感湿布を当てたりして、肩を冷やさないようにしましょう。
睡眠中は、筋肉の動きが少ないため体が冷えやすくなります。肩関節が冷えると痛みが強くなることがありますので、布団から肩が出ないように、バスタオルや毛布を掛けるなど冷やさない工夫をしましょう。
セルフチェックしてみましょう
自分の痛みは肩コリなのか? 四十肩・五十肩なのか?
気になる人は一度セルフチェックしてみましょう!
四十肩・五十肩が疑われる場合は、肩関節の動かせる範囲がかなり制限されます。
- 両腕を前から、耳の後ろまでまっすぐあげる
- 手のひらを上に向け、両腕を真横から真上に上げる
- 両腕を腰に回す
- 両腕を頭の後ろに回す
このような動作を行った際に、痛みを感じたり、なめらかに腕を動かすことができないといった場合は、四十肩・五十肩からくる痛みであることが疑われます。
気になる症状がある場合は、整形外科等の病院や診療所で診察を受けましょう。
「四十肩」「五十肩」の予防
「四十肩」「五十肩」の発生率は、全身を伸ばすストレッチや適度な運動といった予防措置を習慣にするだけで、大きく変わってきます。
出来る範囲で毎日続けることを目標に、腕の動かせる範囲を大きくして、それを維持するように心がけましょう。
「痛くないから平気」「まだ若いから大丈夫でしょ」なんて油断している人は要注意です。
まとめ
調べてみて分かったのですが、今回の私の場合は、どうやら「四十肩」ではなさそうです。
しかし、年齢と共に肩に何らかの症状が出てくることも考えられます。
若い頃に、野球をはじめとしたスポーツで肩を酷使し、肩を痛めたことがある人は発症しやすい傾向にあるようです。
また普段から猫背の人は重心が前のめりになり、体の歪みが生じやすいため、四十肩・五十肩のリスクが高まるので、猫背になりやすい人は普段から正しい姿勢を意識しましょう。
日頃から、身体の内部にまで気を配り、ストレッチや適度な運動を心掛けることは大事ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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